昨年、兄弟特別公演十周年を迎え、気持ち新たに本公演に臨む中村勘九郎と中村七之助から、 皆様にご挨拶させて頂きます。演目談話や、本公演ならではの二人の対話にご期待下さい。
ご存知『菅原伝授手習鏡』の三つ子の主人公の松王丸・梅王丸・桜丸による『車引』を、 それぞれの妻である千代・春・八重に置き換えた、洒落た趣向の舞踊です。 美しく華やかな舞台をご堪能下さい。
壬生川のほとりの野に棲む狸は、島原の深雪太夫に岡惚れ。 何とかして太夫の心をつかみたい狸は、太夫が憧れている舞の師匠の姿に化けて太夫のもとへ。 そして日頃の思いを打ち明けると、日頃から師匠への片思いに苦しんでいた太夫は大喜び。 そんなある日、二人の前に本物の師匠が現れたので、さあ大変。 勘三郎ゆかりの舞台が、今よみがえります。